除湿機とエアコン除湿どちらが快適?電気代は?徹底比較!

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こんにちは。

電機メーカーでの商品開発9年の経験を活かして、家電に関するお得情報を発信しています。

今回のテーマはこちら!

除湿器とエアコン除湿はどちらが快適?電気代は?徹底比較!

こんなことでお悩みの方へ
  • それほど暑くないけどジメジメする梅雨・・・なんとかしたい!
  • 除湿器とエアコン除湿はどっちがおすすめ?
結論はこちら!
  • 除湿器には2種類ある
    ▷デシカント式:冬の衣類乾燥に活躍。静かで軽量。
    ▷コンプレッサー式:梅雨時期に活躍。電気代が安い。
  • エアコン除湿も2種類
    ▷弱冷房方式:なるべく温度低下を抑えつつ除湿。
    ▷再熱除湿方式:温度低下させずに除湿可能。
  • 除湿器vsエアコン除湿
    ▷除湿量はエアコンが多い
    ▷電気代は除湿器の方が安い
    ▷その他一長一短もあるため使い分けしよう!
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除湿器の除湿方式

除湿器には2種類の方式があります。

それぞれの特徴をご説明します

デシカント方式

水分を吸着する吸着材(ゼオライトなど)で空気中の湿気を吸着する方式です。

吸着された水分は内蔵ヒーターで加熱されることで吸着材から放出。

放出された水分はタンクに貯まる仕組みです。

  • エアコンでは除湿できない冬でも使える
  • 比較的軽く持ち運びしやすい。
  • 音が静か
  • ヒーターの熱で部屋の温度が上がるため夏場は使いづらい
  • 電気代は高め
  • 除湿した水分は定期的に手動で捨てる必要がある。

冬場の乾きにくい衣類を乾燥させるのにぴったりな方式です。

コンプレッサー方式

原理はエアコンと同じ方式です。

エアコンは室内機と室外機に分かれていますが、除湿器ではこの2つを一体化。

  • 室温上昇は少なく梅雨や夏場の使用に向いている
  • デシカント式より電気代が安い
  • 重たく手軽に持ち運びしづらい
  • 運転時の騒音が大きい
  • 冬場には除湿量が低下する
  • 除湿した水分は定期的に手動で捨てる必要がある。

エアコンと同じように、こちらは夏場の除湿向きです。

エアコン除湿の除湿方式

弱冷房方式

ほぼすべてのエアコンについているのがこちらの方式です。

弱い冷房ですので、除湿機とは逆で部屋の温度は少し下がり気味になります。

  • ほぼすべてのエアコンで利用できる
  • 電気代が安い
  • 除湿した水分は自動で室外に排出できる
  • 部屋の温度まで下がってしまうため梅雨時期は肌寒い。
  • 冬場は除湿できないことが多い

梅雨時期には不向きですが、夏場はこれで温度と湿度両方下げることができます。

再熱除湿方式

弱冷房方式の弱点である温度低下を克服したのが再熱除湿方式です。

なお先にご説明した除湿器のコンプレッサー方式は再熱除湿方式と仕組みが近く、一度冷却して湿度を取った空気を再度加熱し、湿度は下げつつも温度は維持することが可能です。

詳細の仕組みに関してはこちらの記事も合わせてご覧ください。

  • 湿度は下げつつ、温度は下げない除湿が可能
  • 除湿した水分は自動で室外に排出できる
  • 再熱除湿搭載エアコンは高級機種が多く値段が高め
  • 加熱が必要な分、弱冷房よりも電気代が高い

温度を全く下げずに運転できるため、梅雨のような「温度はあまり高くないけど湿度が高い」ジメジメした環境でもカラッと湿度を下げられます。

各メーカー再熱除湿機能比較はこちらをどうぞ!

除湿機vsエアコン除湿

ここからは、梅雨時期~夏時期の除湿器とエアコン除湿の比較!

エアコン除湿は再熱除湿時の除湿、除湿機はコンプレッサー式の除湿量です。

比較対象機種
  • エアコン
    ▷ダイキン:S403ATRP-W
    ▷三菱電機:MSZ-ZXV2823S-W
    ▷日立:RAS-XJ40N2-W
  • 除湿機
    ▷シャープ:CV-RH140
    ▷パナソニック:F-YHVX200

除湿量

比較はご覧の通り!

注意点ですが、エアコンと除湿機では除湿量測定時の温湿度条件が異なるため、除湿量は目安程度です。

  • エアコン:室内24℃60%、室外24℃80%
  • 除湿機:室温27℃60%

除湿量は2~3倍程度エアコンに軍配が上がります。

部屋全体を効率よく除湿するにはエアコンがおススメですね。

部屋の広さにもよりますが、除湿機で部屋をまるごと除湿するにはパワー不足かもしれません。

電気代

電気代もエアコンの方が2~3倍程度高めという結果。

衣類乾燥などピンポイントに除湿量したい場合には、除湿機の方が経済的でしょう。

総合評価

エアコンと除湿機のおすすめの使い方は・・・

エアコンの特徴
  • 梅雨~夏場に部屋を丸ごと効率よく除湿する場合におススメ!
  • 冬場の除湿運転は難しく不向き
除湿機の特徴
  • 衣類乾燥目的でピンポイント使用する場合におススメ!
  • デシカント式は冬場でも除湿可能。
  • 部屋を丸ごと除湿するにはパワー不足の可能性あり。

購入の前に除湿の目的を明確にして適切な方法を選びましょう!

おすすめのコンプレッサー式除湿機3選!

ここからは夏場の除湿に効果的なコンプレッサー式除湿機を3機種ご紹介します。

全て120L/日で2~4人家族用となっています。

シャープ CV-P120-W

シャープオリジナルのプラズマクラスターで梅雨時期に繁殖するカビの発生も抑制してくれます!

アイリスオーヤマ IJC-M120-W

アイリスオーヤマは何といってもコスパがいいです!

2万円~でもしっかり除湿してくれますよ!

三菱電機 MJ-120MX-W

ムーブアイによるカメラセンサー機能で、洗濯物の湿り度をチェックして、効率よく除湿してくれます!

さいごに

ジメジメとした日本の夏はいかにして湿度を下げるかが大問題。

エアコンや除湿機をうまく活用して乗り切りましょう!

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