エアコンの風量を下げたら消費電力も下がる!はウソ?効果的な運転方法は?

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こんにちは。

電気メーカーでの商品開発経験9年の知識を活かして家電のお得情報を紹介しています。

今回のテーマはこちら!

エアコンの風量を下げたら消費電力も下がる!はウソ?効果的な運転方法は?

こんなことが気になる方へ
  • エアコンの電気代を抑えたい!賢い運転方法は?
  • やっぱり風量を下げた方が消費電量は下がるんだよね?

忙しい方のために結論を先にお伝えします!

結論はこちら!
  • エアコンの風を出すエネルギーはわずかなため、風量を下げた程度ではエアコンの消費電力は下がらないことが多い。
  • 逆に風量を下げることで効率の悪い運転となり、エアコン全体の消費電力は上がる場合が多い。
  • 電気代を下げるためには、風量ではなく設定温度を調節するべし

エアコンは家庭の中でも最も消費電力の高い家電と言われていますから、少しでも電気代を安くしたい方には覚えておいていただきたい内容です!

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エアコンの風量を下げても消費電力は下がらない

扇風機は風量を下げると消費電力が下がりますが、実はエアコンはそうなりません。

その理由を解説します。

エアコンの消費電力の内訳

エアコンは、室外機と室内機から構成されています。

室内機
室外機

部屋や外の温湿度環境にもよりますが、室内機の消費電力を1とすると、室外機の消費電力は10を超えてくることがほとんどです。

冷房時にエアコンの冷たい空気の素を作っているのは室外機で、室内機はその空気を室内に放出しているだけ。

そのため室外機の方が消費電力が高くなります。

室内機の消費電力は小さい

つまり、節電のために・・・と思って風量を弱にしたところで、エアコン全体の消費電力はほぼ変化なしと言っても問題ないレベルですね。

室内機の消費電力は下がりますが、消費電力の大きい室外機がそのままであれば、トータルとしては変化しないということです。

それどころか逆に、室外機の消費電力が上がる可能性があります。

風量が下がるとかえって消費電力が上がる可能性も

室内機と室外機は完全に独立していません。

室内機の風量が下がると、室外機の運転効率まで下がってしまいます

その結果として、エアコントータルの消費電力は上昇してしまうことすらあるのです。

特に部屋がまだ暑いときに冷房運転を開始した場合は、低風量でダラダラと長時間運転するより、風量を上げて一気に室温を下げる方が電気代は安くなります。

消費電力を下げる方法は設定温度調節!

室内機よりも室外機の消費電力を下げる方法を考えた方がいいということになります。

室外機は室温が設定温度に近づくほど省エネ運転

室外機は、実際の室温とリモコン設定温度に差があるほど頑張って冷房/暖房するため消費電力が高くなります。

例えば、室温30℃の状態で設定温度27℃で冷房を開始すると、室温が27℃まで下がると省エネ運転に入りますが、設定温度24℃の場合には室温が24℃に下がるまでは省エネ運転になりません。

設定温度を上げれば消費電力削減

したがって、設定温度を上げれば消費電力も削減できます。

一般的には温度を1℃上げると10%程度の省エネ効果と言われています。

外気温度35℃で室温28℃の場合には温度差7℃、外気温度35℃で室温27℃の場合には温度差8℃ですが、両者の温度差7℃、8℃の違いは14%程度ですので、10%程度の省エネ効果というのは納得のいく数字でしょう。

10年以上前のエアコンは買い替えも一つの手

当10年以上前と比較するとエアコンの性能もかなり上がっています。

エアコンの標準使用期間は10年とされていますので、10年以上前のエアコンをお使いの方は買い替えを検討してみるのもいいかもしれませんね!

当サイトではエアコンのお得な買い替え情報も発信しておりますので、こちらの記事も参考にどうぞ!

さいごに

今回はエアコンの電気代を下げる方法をお話ししました。

当サイトではこのほかにもエアコンのお得情報満載でお届けしています。

オトクな選び方、買い方、使い方・・・etc

エアコンのことでお悩みの方は、どんなことでも必ず返答いたしますので、是非コメントいただければと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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