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全館空調はやめたほうがいい?メリットとデメリットを徹底解説

全館空調って快適そうで憧れるなあ・・・

でもデメリットもあるよね・・・?
家全体が快適になると言われる全館空調。でも、意外な落とし穴も多いんですよね。
これを知らずに導入すると後悔するかもしれません。
- 全館空調のメリットとデメリット
- 実際の口コミと後悔の声
- 失敗しないためのポイント
全館空調は本当に必要?導入前に知っておきたいこと

全館空調は、家全体の温度を一定に保つ快適なシステムとして注目されています。
しかしその仕組みや特徴をよく理解しておかないと、後で取り返しのつかないことになることも・・・。

押さえておきたいポイント2つ!
順に解説していきます。
全館空調の仕組みとは?
全館空調は、1台の空調設備で家全体の温度を管理するシステムです。
主にダクトを利用して、温風や冷風を各部屋に送ります。
- 1台の空調機器で全室をカバー
- ダクトで各部屋に均等な温度を配分
- エネルギー効率が良い設計が可能

エアコン一台で本当に家丸ごと空調できるの?
こんな疑問も聞こえてきそうですね。結論から言うと

断熱性のしっかりした家なら大丈夫!
実は例えば14畳用エアコンを新築の14畳のリビングに設置すると明らかにオーバースペックなのです。
詳しい理由はこちらをご覧ください。
≫≫10畳用エアコンを20畳リビングに設置しても問題なかった話
全館空調を導入する際に検討すべきこと
全館空調を検討する際には、事前に確認すべきポイントがいくつかあります。
- 初期費用とランニングコスト
- メンテナンス体制
- 他の冷暖房システムとの比較
- 家族の意見を聞いておく
- 施工実績のある業者選び
初期費用は普通のエアコンと比べても高額になりますし、定期的に大掛かりなメンテナンスも必要となります。
導入前にはご家族の意見は必ず聞いておきましょう!

設計・施工の難易度も高いので業者選びも慎重に!
全館空調で得られる3つのメリット

住宅に全館空調を導入することで以下のようなメリットが得られます。
- 家全体が快適な温度
- 普段の掃除は楽
- 室内外のデザイン性UP
家全体が快適な温度
一番のメリットはこれでしょう!
全館空調では、廊下やトイレ、ウォークインクローゼットといった普通空調しないような空間まで24時間空調します。

冬はトイレに行くのが寒い・・・
なんてことはなくなり、真冬でも半袖で暮らすことができちゃいます!
部屋間の温度差によって引き起こされるヒートショックのリスクを減らすこともできます。
普段の掃除は楽
全館空調で定期的な掃除が必要な部分は空気の吸い込み部分のフィルター掃除だけ。
普通の各室エアコンであれば、一台ずつそれぞれフィルター掃除をしないといけないところ、全館空調は1台分のフィルター掃除だけでいいんですね。

おそうじが嫌いな人には大きなメリットです!
室内外のデザイン性がUP
普通のエアコンは壁掛けタイプが主流です。壁から人工的な出っ張りができるため、インテリアとしての見栄えは悪いですね。
一方の全館空調は天井埋め込み型が主流で、天井に小さい吹き出し口が見える程度。

室内がすっきりおしゃれに!
また室内機と室外機が一対一のエアコンの場合は一軒あたり4台程度の室外機が必要です。室外機置場に困ることも・・・。
全館空調は1台か、多くても2台だけの室外機でOKです。置き場所に困ることも少ないでしょう。
全館空調をやめたほうがいい4つのデメリット

全館空調は快適な反面、デメリットも多く存在します。
具体的には、以下の通りです。
これらのデメリットを詳しく見ていきましょう。
コストが高くなりやすい
全館空調は、導入時の初期費用、ランニングコストとも高めになる傾向があります。
導入時費用が高いのは、家じゅうの天井裏に空気を送るダクトを張り巡らせて空調するため。

設計および施工難易度がとても高いです。
個別空調では空調しないような廊下やトイレなどを含む家じゅうまるごとを24時間連続で空調するため、ランニングコストも高くなります。
特に冷房や暖房を使う夏と冬は電気代が上がってしまいます。

夏場の電気代が通常月の3倍以上になって驚きました・・・
ただし断熱性の高い家であれば、冷暖房が少なくて済むためランニング費用も抑えられます。「高断熱住宅」が得意なハウスメーカーや工務店を選ぶことが重要です。
故障時のリスクが大きい
全館空調は1台の設備で全てをカバーしているため、故障時の影響が大きいです。
夏の暑い時期や冬の寒い時期だと、家全体が生活できない環境になってしまう恐れもあります。
- 故障時は家全体の空調が停止
- 修理費用が高額になる場合も
- 代替手段がすぐに見つからない

真夏に故障した時には、急遽ポータブルクーラーを購入してしのぎました
導入前に故障時のリスクについても十分考慮しておきましょう。
メンテナンスが手間になる
普段の掃除が楽というメリットがあると言いましたが、定期的なメンテナンスは必要です。
特に、ダクトの清掃は専門業者による作業が必要で、メンテナンス費用も馬鹿になりません。

定期的なメンテナンス代が高い・・・
ダクト内にほこりやカビが溜まると空気の質が悪化し、健康に影響を及ぼす可能性があります。
数年間放置したダクト内に大量のカビが発生し、住人がアレルギー症状に悩まされたケースも報告されています。

メンテナンスを怠ると、逆に快適さを損なう結果に・・・
一定の温度に不満を感じることも
全館空調では全室が同じ温度に保たれるため、個人の好みに合わせた調整が難しい場合があります。
これが家族間の不満やトラブルの原因になることも。

我が家は私と妻、子どもで快適温度を巡り喧嘩になります(笑)
また、適切な設計ができていない場合には1階と2階で温度差ができてしまうことも。

1階のリビングは快適でも2階の寝室が暑い日もあります。
特に、小さな子どもや高齢者がいる家庭では、温度調整の不自由さがストレスになることがあります。
全館空調導入者の口コミと後悔ポイント

全館空調を導入した人々の口コミには、賛否両論があります。

導入後に後悔したという声も・・・
これらの口コミを参考に、全館空調のメリットとデメリットを再確認しましょう。
実際の利用者が後悔したポイント
全館空調を導入した家庭では、思わぬトラブルや不満を経験することがあります。
その中でも、以下のような声が目立ちます。

電気代が予想以上に高かったです・・・

温度調整の自由度が低いのは不便・・・

定期メンテナンス代が高い・・・
ネット上の口コミでよく見る注意点
ネット上には、全館空調に関するさまざまな口コミが寄せられています。中には、導入を後悔したという声も多く見られます。
- 予想以上にランニングコストが高い
- ダクトの清掃頻度が高く面倒
- 一部屋だけの温度調整ができない
- 空調停止時の代替手段がない
- システムの修理や交換費用が高額
これらの注意点を元に、全館空調が自分の家に適しているかを冷静に判断しましょう。
全館空調で失敗しないためには?


それでも全館空調の快適性は手に入れたい!
という方が多いのも事実。全館空調を成功させるためには、事前準備と計画が重要です。
以下の3つのポイントを押さえておきましょう!
初期費用とランニングコストの比較
全館空調は導入時の初期費用と、その後のランニングコストのバランスが重要です。

導入コストとランニングコストは必ずハウスメーカーに確認しましょう!
最近最も一般的な「個別エアコン+床暖房」の場合と比較するのがよいでしょう。
断熱性能の良い住宅であれば、全館空調であっても導入+ランニングの費用を抑えられる場合があります。
導入前に確認すべきメンテナンス体制
全館空調の快適さを維持するには、適切なメンテナンスが欠かせません。
導入前に、業者やシステムのメンテナンス体制を確認しておきましょう。
- 定期的なフィルター清掃が必要か
- メンテナンス頻度と費用
- 故障時の対応スピード
こちらも、「個別エアコン+床暖房」と比較するのがよいでしょう。
ハウスメーカーや工務店の実績を確認
全館空調のデメリットの1つである電気代を抑えるためには家の断熱性が重要です。

断熱性が高いほど電気代はお得。家中の温度差も最小限。
そのため、『高断熱×全館空調』を謳っているハウスメーカーが多数存在します。
- 一条工務店:全館さらぽか空調
- セキスイハイム:快適エアリー
- ミサワホーム:エアテリア
- 積水ハウス:スマートイクス
- パナソニックホームズ:エアロハス
- 三井ホーム:スマートブリーズ
- 桧家住宅:Z空調
これらのハウスメーカーは実績もあるため、電気代を抑えつつ快適性も充分な全館空調が実現できます。
実際の施主の口コミもネット上で見つけられるのも大きな利点です。

全館空調を導入するならハウスメーカー選びは怠らないように!
さいごに
全館空調の家は、家中どこにいても快適!という夢のような世界です。
導入コストやランニングコスト、メンテナンス費用などのことを考えるとデメリットもありますが、しっかりと実績のあるハウスメーカーで建てれば失敗する可能性は低いでしょう。
住宅選びは一生に一度の大きなお買い物。後悔しないように自分に合った家づくりをしてくださいね!

本記事作成に当たっては下記サイトを参考にさせていただきました。
≫あきの家づくり
「【口コミあり】全館空調をやめたほうがいい理由10選!後悔しない6つのポイントを解説」
「後悔しない家づくりをあなたに」がコンセプトのブログです。
本サイトではエアコンのお得情報を発信しています。
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