こんにちは。
電機メーカーでの商品開発9年の経験を活かして、家電のお得情報を紹介しています。
今回のテーマはこちら!
エアコンの畳数の目安は?小さめでも問題ない理由を分かりやすく解説!
です。
- エアコンの畳数の選び方がよくわからない。
- 量販店の店員さんには大きめをすすめられたけど本当に必要?
お忙しい方のために、結論を先にお伝えします!
- エアコン畳数の目安はカタログに記載がある。
- 最近の家は断熱性が良いため適用畳数より小さめのエアコンで問題なし
- 大きめのエアコンほど店側の利益が大きくなるという裏事情あり
エアコンの畳数の目安は?

家電量販店のエアコンコーナーでは○畳用というのを見かけませんか?
これってどういう基準で決まっているのでしょうか。
畳数はエアコン能力に比例している
エアコンが冷やしたり温めたりする力のことを冷房能力、暖房能力といいます。
冷房能力が大きいほど大きな畳数の部屋を冷やせます。
各製品ごとに『定格冷房能力』が決まっていて、その値で冷やせる部屋の大きさが決まるのです。
一般に代表的な冷房定格能力と適用畳数の関係をまとめました。
冷房定格能力 | 適用畳数 |
2.2kW | 6畳 |
2.5kW | 8畳 |
2.8kW | 10畳 |
3.6kW | 12畳 |
4.0kW | 14畳 |
5.6kW | 18畳 |
6.3kW | 20畳 |
7.1kW | 23畳 |
8.0kW | 26畳 |
9.0kW | 29畳 |
『よし、この表によれば、うちのリビングは14畳だから冷房定格能力4.0kWの14畳用エアコンを買おう!』
となると思いますが、ちょっと待ってください!
エアコン適用畳数は家の断熱性による
窓を開けっぱなしの家と窓の全くない部屋を想像してください。
窓を開けっぱなしの家の方が冷房の効きが悪いのは当たり前ですよね。
冷房の効きはエアコンの能力だけでなく、家の断熱性の影響をもろに受けます。
さて、先ほどの表の冷房定格性能とエアコン適用畳数の関係はどんな家を想定しているのでしょう。
答えは・・・昭和時代の断熱なしの家
プレハブ小屋みたいなイメージなのです!
最近の家は断熱性が高い
一方で建築基準法の改正により、最近の家は断熱性がどんどん高くなっています。
断熱性の高い家ほど、必要な冷房能力と暖房能力は低下するため、断熱なし家想定の冷房能力と畳数の関係をそのまま当てはめると、過大能力なんです。
最高速度200km/h出る車だけど実際は最高30km/hでしか運転しないのと同じ。
畳数が高いエアコンほど値段は上がるので、損してしまいます。
目安畳数より小さめのエアコンで問題なし!
そのため、築10年程度の新しい家であれば、目安畳数より小さめのエアコンでも問題ありません。
正しく施工されているエアコンだと、半分の冷房能力でも十分足ります。
ちなみに我が家は築12年の木造建築の一戸建てですが、18畳程度のリビングダイニングを10畳用エアコンで賄っており、全く問題ありません。
にも関わらず、家電量販店に行くと『1ランク大き目のサイズのエアコンをおススメしております』と言われることがあります。
家電量販店では大きめエアコンを薦められる裏事情
冷房不足、暖房不足のリスクを避ける
家電量販店にエアコンを買いに来る人はいろんな家にお住いの方がいらっしゃいます。
中には昔からずっと住んでおられる築50年以上の断熱性の低い建物もあるでしょう。
そういった家では、やはり大き目のエアコンが必要です。
『小さめのエアコンにしてOKと言われたけど、冷えない!クレームだ!!』
こういったトラブルを避けるためにも大きなエアコンを薦めるのは納得です。
大き目エアコンの方が家電量販店の利益が大きい
一般的にエアコンは大きくなるほど販売価格が上がります。
一方で家電量販店の仕入れ値は能力ごとに大きな差がないため、大き目エアコンを売った方が利益が大きいのです。
万が一のクレーム防止と利益確保!家電量販店にとってはまさに一石二鳥です!
畳数を決めたら機種選び!
家電量販店の罠に引っかからずにここまで来られたあなたは、エアコンを安く買えること間違いなし!
必要な畳数を決めたら、次はどんなグレードのエアコンにするか決めましょう!
ここでは3パターン紹介します。
>>ワンランク上のエアコン!便利機能、快適機能搭載でコスパ最強エアコン
どこで買うかも重要!
どのエアコンにするかを決めれば、最後どこで買うかも値段に大きく影響します。
ここまで読んで自分でエアコン選びができるあなたは、確実に家電量販店よりも通販がおススメです。
値段が安くお得に購入できるからです。
通販と言っても何の通販がいいのか?についてはこちらも合わせてご覧ください!
さいごに
これから家を建てる方場合や、比較的新しい家であれば、適用畳数より小さなエアコンで問題ありません!
店員さんに乗せられず、本当に必要な畳数のエアコン選びをしましょう!
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