失敗しないエアコンの設置場所の選び方｜設置方法と注意点を解説

エアコンの設置場所に悩んでいる人は多いです。エアコンの性能を最大限に引き出すためには、環境に合わせたエアコンの設置が重要です。この記事では、エアコンの適切な設置場所や設置方法、信頼できる業者の選び方について解説します。

記事を読んで、エアコンの設置場所に関する情報を理解し、快適な生活を送りましょう。

エアコン設置場所の基本

エアコンの室内機と室外機の役割と一般的なエアコンの設置場所について解説します。

エアコンの室内機と室外機の役割

エアコンは、室内機と室外機の2つのユニットで構成されています。冷暖房された空気を部屋全体に供給するのが、室内機の役割です。室内機にはフィルターやファンが内蔵されており、部屋の空気を清浄化する機能がついています。

一般的なエアコンの設置場所

エアコンは、人が長時間過ごす場所に設置されることが多いです。人が集まる場所や公共の施設では、過ごしやすい環境を整えることが重要です。家庭では、主にリビングルームや寝室、ダイニングルーム、書斎、キッチンに設置されています。多くの人が集まる場所や公共の施設でもエアコンは設置されています。

主に設置されている場所は以下のとおりです。

エアコン【室内機】の設置場所

エアコンの室内機は、適切な場所に設置すれば、効率的な冷暖房が期待できます。

室内機のおすすめの設置場所は以下のとおりです。

窓に近い場所

エアコンの室内機は、窓に近い場所に設置しましょう。窓を開けると風が入り、室内の空気循環が良くなるため、エアコンの使用時間や電力を削減できます。窓の開け幅を変えて外気の取り込みを調整すると、部屋の温度が安定します。

配管穴より高い場所

エアコンの室内機は、配管穴よりも高い場所に設置するのがおすすめです。室内機から出るドレン排水が自然に流れるため、水漏れするリスクが減るからです。エアコンの室内機と室外機をつなぐ冷媒配管の流れがスムーズになり、エアコンの効率がアップします。

配管の曲げが少なくなるため、配管トラブルが減り、メンテナンスしやすくなります。

エアコン専用コンセントに近い場所

エアコン専用コンセントに近い場所への設置もおすすめです。コンセントからの配線が短いと、配線が目立たなくなるためです。コンセントからの距離が近いと電力供給が安定するので、エアコンの性能を最大限に発揮できます。

すでに専用コンセントがある場合、新しいコンセント工事の費用や時間を節約できる点もメリットです。

放熱妨害を受けない場所

エアコンを快適に使用するためには、放熱妨害を受けない場所に設置しましょう。エアコンの効率が良くなり、エネルギー消費を抑えられます。

オススメの場所は以下のとおりです。

フィルターの掃除がしやすい場所

エアコンは、フィルターの掃除がしやすい場所に設置しましょう。手軽にフィルターを取り外して掃除できる位置に設置すれば、掃除の手間を大幅に減らせます。定期的に掃除すると、エアコンの冷暖房性能が最大限に発揮でき、エネルギー効率が向上します。

おすすめの設置場所は以下のとおりです。

エアコン【室外機】の設置場所

エアコンの室外機は、適切な場所に設置するとエアコンの効率や寿命を大幅に向上できます。

おすすめの室外機の設置場所は以下のとおりです。

室内機と室外機の距離が近い場所

室内機と室外機の距離が近いと、多くのメリットがあります。配管が短くなるため、冷媒の循環がスムーズになり、冷暖房効率が向上します。配管の取り回しが簡単になり、施工費が抑えられる点もメリットです。配管が短いと冷媒漏れのリスクも低減できるため、長期的なメンテナンス費用も少なくすみます。

日光や雨が当たりにくい場所

室外機は、直射日光が当たらない場所に設置しましょう。直射日光に晒されると、室外機の冷却効率が低下するため、エアコンの性能が落ちてしまうからです。電力消費が増えたり、エアコンの寿命が短くなったりする場合もあります。

風通しが良い場所

室外機は、風通しが良い場所に設置するのもおすすめです。室外機の熱を効率よく放出できるため、エアコンの冷却能力や暖房能力が向上し、電気代の節約になります。

地盤がしっかりしている場所

地盤が固くてしっかりしている場所は、振動や騒音が少なく安定した設置が可能です。コンクリートの上に室外機を設置するのがおすすめです。防振ゴムを使うと、さらに振動や騒音を抑えられます。水がたまる場所は、室外機が腐食する可能性があるので、水はけの良い場所に設置してください。

地面が傾いている場所は避け、水平な場所を選びましょう。地震対策が施されている場所に設置すると、さらに安心です。

メンテナンスがしやすい場所

室外機の周囲に十分なスペースがあると、メンテナンスがスムーズにできます。室外機の周囲は、少なくとも30cm以上の空間を確保してください。高さも重要で、手が届く高さに設置すれば、フィルターの清掃やその他のメンテナンスが簡単にできます。

配管やケーブルも手入れしやすい場所に設置しましょう。ドレンホースや排水パイプも点検しやすい場所に設置してください。

環境に合わせたエアコンの設置方法

室外機はしっかりとした地盤の地面上に置くのが最適ですが、取り付け場所によっては適切な置場がない場合も・・・。

そんな時には以下の方法があります。

天吊り架台の設置方法

天吊り架台を設置する場所が適切かチェックし、周囲に障害物がないことを確認します。工具と材料を準備したら、設置場所の天井が架台の重さに耐えられるか確認してください。天吊り架台の取り付け位置を決め、天井にアンカーやボルトを取り付けます。

天吊り架台を天井に固定します。しっかりと固定されていることを確認してください。エアコン本体を架台に取り付けたら、正しく固定されているか確認しましょう。配線や配管を接続し、配線や配管が正しく接続されていることを確認したら、動作確認を行います。

壁掛け架台の設置方法

壁掛け架台を設置する前に、壁の強度を確認して、架台を取り付ける場所を選びましょう。工具と材料を準備します。エアコンの室内機の位置を確認してから、架台の取り付け位置を決めてください。レベルを使って架台が水平であるか確認します。水平でないとエアコンの効率が低下する恐れがあるので、注意してください。

傾斜屋根架台の設置方法

傾斜屋根架台を設置するには、傾斜屋根の角度を確認し、適切な架台を選定しましょう。傾斜の角度によっては専用の架台が必要です。木造屋根と金属屋根では固定方法が異なります。屋根の材質と構造を調査し、固定方法を決めましょう。最後に防水処理を施すことで、雨水の侵入を防ぎ、長持ちします。

傾斜屋根架台の設置方法は以下のとおりです。

二段置き架台の設置方法

二段置き架台は、室外機を二段重ねで設置できるため、スペースを有効活用できます。事前に二段置き架台が置けるスペースがあるか確認してください。

二段置き架台の設置方法は以下のとおりです。

エアコン取り付け業者の選び方

エアコン取り付け業者を選ぶポイントは以下のとおりです。

見積もり内容の明確さで選ぶ

エアコン取り付け業者を選ぶ際、明確な見積もりがあれば、安心して工事を依頼できます。見積もりに具体的な工事内容が記載されているか確認しましょう。

材料費や工事費、追加費用の内訳が詳細に記載されている業者は信頼性が高く、後からコストが発生するリスクを防げます。見積もりの有効期限が記載されているか確認しましょう。有効期限が明記されていれば、価格変動や追加費用のリスクを防げます。
» エアコンの取り付け費用の基本と安くするコツを解説！

エアコン業者のプラットフォームサイトくらしのマーケットなら、チャット上で業者と直接やり取りして見積もりを取ることができるのでおススメです。取り付け場所の写真を送ることもできるため、より正確な見積もりが期待できます。

≫くらしのマーケットでエアコン取付を依頼してみた！

資格や実績で選ぶ

エアコン業者は、実績が多いほど、さまざまな状況に対応できるため、過去の施工実績が豊富な業者を選びましょう。

以下のポイントをチェックしてください。

業者探しはくらしのマーケットで！

とはいうもののGoogle検索だけでこれらの条件を満たす業者を探すのは決して簡単ではありません。

そこでおすすな方法がくらしのマーケットで探すことです。

≫くらしのマーケットでエアコン取付を依頼してみた

この時は寝室のエアコンの交換でしたが、次はリビングのエアコン・・・次もくらしのマーケットからお願いしようと思いました♪人気の業者はすぐに予約が埋まるため、早めに予約しておくのがおすすめです。

エアコン工事を依頼する前に知っておきたいエアコン取付費用の相場についてはこちらの記事もご覧ください。
≫エアコン取付の費用の相場は？どこに頼むのがお得？

まとめ

エアコンの設置場所は、エアコンの効率や寿命に大きな影響を与えます。室内機は窓に近い高い位置やコンセントの近く、フィルターの掃除がしやすい場所が理想です。室外機は風通しが良く、地盤がしっかりしている場所に設置しましょう。天吊りや壁掛けなどの設置方法も環境に合わせて選ぶことが重要です。

取り付け業者を選ぶ際には、見積もりの明確さや実績を重視しましょう。ポイントを押さえてエアコンを設置すれば、日々の暮らしがより快適になります。
» リスクあり！エアコンの取り付けを自分で行う手順と注意点