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エアコン冷房で湿度が上がる!?湿度が下がらない理由と対策を解説
- エアコン冷房はジメジメが取れない
- 設定温度を下げると寒いし…
- 湿度だけ下げれられないの?

特に夏の夜のエアコン調整が難しいのよね…

実は一発で解決する方法があるんです!
結論を先にお伝えすると…
- エアコンは冷房(温度を下げる)は得意だが除湿(湿度を下げる)は苦手
- 除湿すると室温まで下がってしまうことが問題
- 湿度だけを下げる除湿は「再熱除湿」
温度と湿度と快適さの関係

湿度には相対湿度と絶対湿度がある

湿度には2種類あるのをご存じですか?

理科で習ったような…?
- 相対湿度・・・ふつうはこちら。%表示の湿度
- 絶対湿度・・・空気中の水分量のこと。
そしてここで重要なことは…
温度が下がっても絶対湿度が変わらなければ相対湿度は上昇します

図にしてみました。

器の水量が絶対湿度、器の満タン度合いが相対湿度を表しています。
この器は特殊な素材でできていて、温度が下がると器だけが小さくなります。
その結果、温度が下がることで器が満タンになり、相対湿度が上がるのです。
快適に感じる温度と湿度
人が快適に感じる環境はどのような温湿度でしょうか。
- 温度…20~28℃
- 湿度…40~60%

あれ?ここの湿度は相対湿度なの?

快適さは絶対湿度ではなく相対湿度なんです!
温度はエアコンの設定温度で調整できますが、湿度は調整できないことって多いですよね。
冷房時にムシムシ感じる場合には、温度は下がっているのに湿度が下がっていないことが原因です。

次は冷房時に湿度が上がってしまう要因を解説していきます!
冷房時に相対湿度が上がる3つの要因


さすがにここまでびしょびしょにはならないよね?
ちょっとこれはオーバーかもしれませんが、冷房運転で湿度が上がってしまうことは実際に起こりうるのです。

我が家を例に説明しますね!
①エアコンで冷房運転を開始した直後
締め切った暑い部屋で冷房運転を開始した直後には、温度も絶対湿度も急激に下がります。
温度が一気に下がった影響で、相対湿度が上がることがあります。

でもこれは一時的にしか起こりません。
相対湿度の一時上昇も5~10分程度で解消されますので気にする必要はありません。
ちなみに我が家で冷房をONにした時の温度、相対湿度、絶対湿度はこちらです。

冷房スタート後、温度と絶対湿度は大きく低下していますが、相対湿度はわずかに低下しただけ。

あれ?相対湿度は上がるんじゃなかったの?

ごめんなさい。今回は上がらず…。
いずれにしても、運転直後に湿度が上がったとしても、一時的なもの。
気にしなくてOKです!
②室温が冷房設定温度に到達した後
室温が冷房設定温度に到達すると、エアコンは冷房の力を弱めて設定室温を維持する運転モードに入ります。
実はこの室温維持モードが問題!

冷房の力を弱めると除湿できなくなるからです。
その結果、相対湿度と絶対湿度両方とも上昇してしまいます。
実際に我が家の温度、相対湿度、絶対湿度を見てみると・・・・

温度が設定温度26℃付近まで到達すると、相対湿度は上昇して60%~70%から下がらなくなりました。

相対湿度が60%を超えると少しムシムシと不快に感じます。

湿度を下げる方法はないの?
設定温度を下げて、冷房パワーを強めるしかありません。
しかし、そうすると肌寒い…こんなジレンマを抱えることになります。
③エアコンを停止した後
冷房運転時はエアコン内部は除湿した水で水浸し。
この状態でOFFすると、エアコン室内機に残った水がじわじわと蒸発し、部屋の湿度が少しずつ上昇します。
実際我が家でも・・・

運転停止後には、温度湿度ともに急上昇しています。

あれ?温度より湿度の方が上昇スピードが速くない?
そうなんです。悲しいことに…

夏の湿度は下がりにくく上がりやすい。
エアコンを停止するのはお出かけの時だと思うので問題はないかもしれませんが、覚えておいた方がよいでしょう。
厄介なのは②
ここまで冷房時に湿度が上がる3パターンをご紹介しましたが、このうち厄介なのが②です。
温度が設定温度に到達すると、湿度が取れなくなる!!!!

なんでなの?

ここからはそれを解説します。
エアコンは湿度を下げるのが苦手な理由

この章は少しマニアック(というか科学的)なお話になります。

理屈より対策を知りたい方はこの章は飛ばしてください(笑)。

私は頑張ってついていくわよ!
湿度を下げるためのポイントは露点温度
除湿を語るうえで重要なキーワードは室内の『露点温度』です。
露点温度とは
空気を冷やしていったときに、除湿しはじめる温度
水の入ったコップに露が付くかどうかは、水の温度が周囲の空気の露点温度を下回っているかどうか、で決まります。
それと同じで、エアコンから吹き出す風が周囲の空気の露点温度を下回っていれば除湿できます。

室温27℃湿度65%の時の露点温度は約19℃。
エアコンの風が19℃以下であれば除湿できていますし、19℃以上なら除湿できていません。
室温と湿度と露点温度の関係
では温度と湿度と露点温度の関係を見てみましょう。
- 温度を下げる→エアコンの風が室温以下
- 湿度を下げる→エアコンの風が露点温度以下
- 温度より露点温度の方が低い

露点温度は室温よりは絶対低くなるのね。
つまり、温度よりも湿度の方が下がりにくい。

これは科学的に覆りません!
その結果として・・・・
- 温度を下げたくない→除湿できない
- 除湿したい→温度まで下がって寒い
こんなジレンマに陥らざるを得ません
冷房時の湿度上昇の対策方法

ここからは温度を下げずに湿度を下げるためのコツを3つご説明します。
- 風量「弱」で冷房
- 除湿運転
- 再熱除湿運転
ただし、部屋の温湿度環境は家の断熱性能や在室人数などによっても大きく変動するもの。
『これをすれば必ず湿度がさがる!』わけではないことをあらかじめご了承ください。
①風量弱で冷房
風量を落とせば、たとえエアコンの風が冷たくとも室温低下は緩やかになります。

長時間冷房しても寒くなりにくく除湿しやすくなるということ。
とはいうものの冷房運転であることには変わりないので、よほど暑い日でない限りいずれは温度が設定温度に到達することでしょう。
こうなるとエアコンはパワーを緩めて運転するため温度が低下しなくなりますが、湿度は上昇しはじめます。

完璧な対策ではないのね。
②除湿運転
通常、エアコンの除湿運転は、実は①の風量弱の冷房と全く同じです。

除湿って冷房とは違うのかと思ってたわ…。
そのため湿度を下げることも可能ですが、同時に室温まで下がるという冷房と同じ欠点があります。
③再熱除湿運転
一部の中グレード以上の機種には、再熱除湿運転という機能があります。

大手メーカー4社の機種にあります
- ダイキン
- 日立
- 三菱電機
- 富士通

普通の除湿運転とは違うのかしら。
その名の通り一度エアコン内部で冷やして除湿し、その後にもう一度温めてから室内に放出する方式の除湿。

温度を全く下げずに湿度だけを下げることが可能です。
これ以上室温を下げたくないけど湿度が高くてジメジメする・・・場合に最適。
こちらは我が家で再熱除湿運転をした時の室温データです。

なんと運転開始から温度はほぼ一定の26℃をキープしつつ、湿度だけが70%から50%前半まで下がっています。
見事に温度はそのままで湿度だけを下げることに成功!

我が家はもはや再熱除湿なしでは考えられません!

そんなにうまい話…何かデメリットはないの?
デメリットは2つ!
- 一部の機種にしか搭載されていない
- 通常の除湿よりも電気代が高い
詳しくはこちらの記事も参考にしてみてください。
≫プロが選ぶエアコンのおすすめ機能!再熱除湿を徹底解説!
さいごに
高温多湿の日本の夏においては湿度対策が必須です。
湿度を下げる有効な手段を3つお伝えしました。
- 風量「弱」で冷房
- 除湿運転
- 再熱除湿運転
この中でもっとも有効な手段は③再熱除湿運転。
ジメジメの夏もさっと快適な室内で生活できるので、皆さんにも是非おすすめしたい方法です。
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