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今回のエアコンテーマはこちら!
プロが教える!寒冷地仕様のエアコンと一般的なエアコンの違い
お忙しい方のために結論から先にお伝えします!
ご自身の家にも寒冷地仕様エアコンが必要かどうか、おすすめの寒冷地エアコンは下記記事も合わせてご覧ください
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寒冷地向けエアコンとは?
北海道や東北、信州、北陸などの寒冷地域にお住まいの方は「寒冷地向けエアコン」、「暖房強化型エアコン」といったワードを一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
一般的にエアコンは、夏は冷房として使って冬は暖房として使うことができます。しかし普通のエアコンを寒冷地域で使うと、夏の冷房は問題なく使えても冬に関しては部屋が暖まりにくいなどの問題が発生することも。
これを解決してくれるのが寒冷地向けエアコン!
冷房は変わらず使えて暖房性能を強化したモデルになります。
寒冷地仕様のエアコンの違い(メリット編)
ここからは普通のエアコンと比較した時の寒冷地向けエアコンのメリットを紹介します。
- 室外機にヒータ搭載
- -25℃まで暖房運転可能(通常エアコンは-15℃)
- 低温暖房能力が高い
- 霜取り運転中も暖房が途切れない(一部機種のみ)
①室外機にヒータ標準搭載
エアコンは室外機と室内機がセットで暖房する仕組みですが、今回は室外機のお話。
室外機の底の部分にはところどころ穴が開いており、室外機から発生する水はその穴から外に流れ出て排出される仕組みとなっています。
暖房運転中、室外機からは水が発生する場合があります。
しかし外気温が0℃を下回っていると水が排出されないまま凍ってしまい、ドレンパンの上で氷として残り続けます。その結果室外機のプロペラが氷と接触して破損してしまう、といった故障の原因となってしまうのです。
そのため寒冷地仕様のエアコンにはドレンパンにヒータが内蔵されていて、水や雪が凍ることなくスムーズに外にへ排出できるよう工夫がなされています。
②-25℃でも暖房運転可能
一般的なエアコンは-15℃までしか運転できないものが多いですが、寒冷地仕様は-25℃くらいまで運転可能です。
冬本番の一番肝心な時にエアコンが動かない!なんてことになったら元も子もありませんよね。-25℃まででも運転可能であれば、基本的にはそのような事態は防げるのではないかと思います。
でも室外機置場には注意しましょう!
室外機が雪で埋もれてしまうと、いくら-25℃以上の温度であっても室外機が機能しないので、屋根の下に置くなど、雪対策はしっかり行うことが大切です。
③低温暖房能力が高い
低温暖房能力とは一般的なカタログに示されている、外気温2℃時の能力のことです。
上記は三菱電機のカタログから引用しているのですが、赤枠で囲った低温暖房能力に注目!どちらも同じ14畳用ですが、左の一般地モデル8.2kWより右の寒冷地モデル9.2kWの方が能力が大きくなっていることが分かりますね。
エアコンエアコンの暖房パワーを複数機種で比較したいときは、この低温暖房能力に注目してみましょう!
寒冷地向けエアコンは普通のエアコンよりも低温暖房能力が高いです。
④霜取り運転中も暖房運転が途切れない(一部機種のみ)
霜取り運転とは?
冬場にエアコンを運転していると、急にエアコンが止まった!故障したのかも!?という経験をしたことがあるのではないでしょうか。
これは室外機に付着した氷(霜)を溶かす霜取り運転というもので、外気温が0℃付近の日に起こることがあります。
霜取り運転でパワーを使うため、暖房が停止してしまいます・・・。
霜取り運転の時間は約5分~15分程度で、せっかく温めた部屋の温度が下がってしまうことがあります。
≫エアコンの霜取り運転とは?暖房運転が停止する原因と対策を解説
霜取り運転は決して故障ではありませんが、温めてほしい時に限って霜取り運転に入ってしまい暖房できない・・・ということにもなりかねません。
霜取り運転中も暖房が可能なエアコン
ごく一部の寒冷地向けエアコンは霜取り運転中も暖房が可能で、エアコン暖房の弱点を克服しているものがあります。
下記記事で紹介していますので、ご興味のある方は是非ご覧ください。
≫寒冷地仕様のエアコンは必要?おすすめ機種3選!
寒冷地仕様のエアコンの違い(デメリット編)
続いては寒冷地エアコンのデメリットです。
- 価格設定は高め
- 選べる機種数が少ない
①価格設定は高め
同程度の省エネ性能や機能性を備えた通常エアコンと比べると、寒冷地向けエアコンは価格が高め。
通常エアコンよりも部品のグレードが高いから!
暖房能力を高めているため、通常エアコンよりもいい部品を使っています。
②選べる機種数が少ない
各エアコンメーカー、エアコンだけで10シリーズ前後の機種を展開しています。
寒冷地向けエアコンはそのうち3シリーズ程度しか展開されていないため、選べる機種が限定されがちです。
大手メーカーのエアコンラインナップ数をまとめてみました。
一般地向け | 寒冷地向け | |
---|---|---|
ダイキン | 8機種 | 3機種 |
三菱電機 | 7機種 | 4機種 |
パナソニック | 9機種 | 3機種 |
日立 | 5機種 | 3機種 |
寒冷地向けエアコンは一般地向けエアコンの半分程度しかラインナップがなく、選べる幅が狭くなることが分かります。
多くのメーカーでは、一般地向けの最上位モデル、中間モデル、格安モデルの3機種を寒冷地向け対応させているケースがほとんどですね。
寒冷地域に住んでいる=寒冷地向けエアコンではない
寒冷地向けエアコンは暖房に重点を置いたエアコンです。
しかし注意いただきたいのは、住んでいる地域が寒冷地域(北海道、東北、北陸など)だからといって必ずしも「エアコンを買うなら寒冷地向けエアコン」ではありません。
床暖房と併用してエアコン暖房を使う場合・・・・
こんな場合は必ずしも寒冷地向けエアコンでなくても問題ありません。
暖房はエアコンのみで行う場合・・・
こんな場合は寒冷地向けエアコンの方が安心です。
詳しくはこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
≫あなたの家に寒冷地向けエアコンは必要?使い方を知って正しく選ぼう!
さいごに
寒冷地向けエアコンのメリットとデメリットを解説しました。
メリット4つ
- 室外機にヒータ搭載
- -25℃まで暖房運転可能(通常エアコンは-15℃)
- 低温暖房能力が高い
- 霜取り運転中も暖房が途切れない(一部機種のみ)
デメリット2つ
- 価格設定は高め
- 選べる機種数が少ない
寒冷地域にお住まいで冬もエアコンだけで乗り切りたいという方におススメです!
本サイトではエアコンのお得情報を発信しています。
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