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エアコンの霜取り運転が頻発!暖房が停止する原因と対策を解説!
- 暖房中にエアコンが急に停止した経験のある方
- 冬場雪の多い地域、寒い地域にお住まいの方
お忙しい方のために結論を先にお伝えします!
- 外気が5℃以下で暖房運転を継続すると、室外機が霜で凍ってしまうことがある。
- 室外機の霜を取り除く運転がエアコンの霜取り運転。
- 霜取り運転中の5~20分は暖房運転が停止するが、故障ではない。
- 霜取り運転対策は室外機を雪の影響を受けない場所に設置すること。
ここからは暖房運転が止まる原因の霜取り運転について詳しく解説しますので、最後までご覧ください!
エアコン暖房が急停止?正体は霜取り運転
凍えるように寒い冬、部屋はエアコン暖房でぬくぬく~と思いきや、急に停止した経験のある方はいらっしゃいませんでしょうか。

故障!?こんな寒い日に!?タイミング悪すぎ・・・
でも安心してください。故障ではありません!
我が家のエアコンでも事件は起こりました・・・
我が家は寒波が来た時に最低気温がマイナスになるのは年に数回程度の比較的温暖な地域ですが、今まで何度か暖房が止まる現象に遭遇しました。
その時の温度変化を記録していたので紹介します。

寝室のエアコンですが、小さい子供がいるため、夜はずっとエアコンを付けっぱなしです。この日は夕方18:00~暖房運転をスタート。20:00と2:00ぐらいに温度がガクンと下がっていいるのが分かるかと思います。
これが暖房停止の時刻。停止時間10分程度の間に室温は1~2℃程度低下してしまいました。暖房してほしいのに暖房が止まってしまう・・・しかも室温は低下・・・。

これがエアコン暖房の宿命です
北海道などの寒い地域ではエアコン暖房がまだあまり普及していないのですが、この暖房停止が要因の一つと言っても過言ではありません。
停止の原因は室外機が凍ってしまうから

停止の原因は、室外機が凍ってしまいその氷を溶かすためにエネルギーを使うから。
エアコンは室内機と室外機がセットとなっており、室外機が集めた室外の熱パワーを室内に運ぶことで暖房していますが、外気が5℃(目安)以下になると室外機が凍ってしまうことがあるのです。

凍った室外機では暖房効率がガクっと落ちてしまいます。
室外機の氷を溶かす必要があり、そちらにエネルギーを使うため暖房運転をいったん中止せざるを得ないというわけです。
これが霜取り運転の正体

でもこれは正常!故障ではありません!
むしろ室外機が凍っているのに霜取り運転に入らなければ、室外機はどんどん雪だるま状態に。成長した巨大な氷が室外機の部品に接触して故障するリスクさえあります。
霜取り運転が起こりやすい環境は?

霜取り運転が起こりやすい条件は大きく2つです。
- 外気が0℃付近である
- 雪が降っている
外気が0℃付近である
寒ければ寒いほど霜取り運転が頻発するのか?かというと実はそういうわけではありません。
室外機が凍るのは空気中の水分が室外機にくっつくからなんです。

真冬に車のフロントガラスが凍結するのと同じイメージ!
温度が低いほど空気中の水分の絶対量は下がり、その結果として室外機に付着する霜の量も減ります。したがって、水が凍りはじめる0℃付近の時に最も霜取り運転が起こりやすくなるのです。
雪が降っている
さらに雪が降っている場合には、雪が室外機に付着してそのまま凍ってしまいます。
室外機に雪が吹き込むような設置状態であれば、室外機は外気温度によらず凍りやすいです。
霜取り運転の対策

雪が室外機に溜まらないようにする
具体的な方法はこちらです。
- 室外機を屋根の下に置く
- 室外機に防雪フードを取り付ける
とは言え、これらの対策はエアコンのユーザーがどうこうできる問題ではありません。
特に積雪の多い地域では、室外機の設置場所は重要です。不安な場合は取付業者の方に確認しましょう。

ただしこれらの対策で霜取り運転を完全に防止できるわけではありません。
いくら雪を防御しても、外気温度が0℃付近だと空気中に水分が凍って霜は付きます。
霜取り運転でも暖房運転が停止しないエアコンを買う
近年は技術開発が進み、霜取り運転対策機能を持ったエアコンも発売されています。

おすすめは三菱電機かパナソニック
両社とも、霜取り運転はしつつも室内の暖房運転は継続するエアコンを販売しています。
さすがに霜取り運転中には暖房の強さは弱まりますが、それでも完全に止まるのと比べると断然マシ!
詳しくはこちらの記事でご覧ください。
≫寒冷地仕様のエアコンは必要?おすすめ機種2選!

価格は高いですが、寒冷地でエアコンを使うならおススメの選択肢です。
さいごに
霜取り運転はエアコンにとって避けられない問題です。暖めてほしいときに限って、霜取り運転でエアコンが停止してしまい室温が下がる・・・ということにもなりかねません。
室外機の置き場所を工夫するぐらいしか対策が取れませんが、最近では霜取り運転中も暖房を継続できるエアコンもあるということを覚えておくとよいでしょう。
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