こんにちは。
電機メーカーでの商品開発職経験を生かして、エアコンのお得情報を発信しています。
今回のテーマはこちら!
寒冷地仕様のエアコンは必要?北海道・東北・北陸でのおすすめ機種3選!
- 寒冷地ってどの地域が対象?
- 寒冷地域のエアコンは寒冷地仕様じゃないとだめ?
- 寒冷地仕様のおススメエアコンは?
お忙しい方のために先に結論をお伝えします!
- 寒冷地域の対象は北海道、東北、北陸信州、その他標高が高い地域
- 冬の暖房をエアコンメインで使う場合は寒冷地仕様だと安心。
- 夏の冷房や春秋の暖房で使うだけなら寒冷地仕様エアコンは不要。
- 夏の冷房のみ使うなら冷房専用エアコンの選択肢もあり
- 寒冷地エアコンは三菱とパナソニックが他社を先行している
寒冷地向けエアコンと普通のエアコンの違いについてはこちらの記事をどうぞ!
実は家電量販店よりネット通販の方がエアコンを2割も安く買えるってご存知でしたか?詳しくはこちら!
そもそも寒冷地ってどこ?
寒冷地向けエアコンの対象となる寒冷地は一体どこなのかを説明します。
- 冬は最低気温が-15℃を下回る日が続く
- 積雪が多い
順に説明します。
気温が-15℃を下回る地域
一般的なエアコンの対応最低温度は-15℃まで。
-15℃を下回ると暖房運転が完全にできなくなるというわけではありませんが、メーカーの運転保証範囲外になりますし、暖房の効きも悪いと感じるようになります。
一方寒冷地仕様の対応最低温度は-25℃。
暖房の効きも普通のエアコンと比べて改善されています。
積雪の多い地域
たとえ気温が-15℃より高くても、積雪が多い地域であれば寒冷地仕様が活躍します!
積雪の多い地域ではエアコンの室外機内部まで雪が侵入することが。
この雪が室外機内部で堆積すると故障につながる可能性が高まるため、寒冷地仕様のエアコンの室外機にはヒーターが取り付けられているのです。
これがあることで室外機内部に雪や氷が堆積しにくくなり、故障を未然に防げます。
具体的な地域は?
「気温が-15℃を下回る地域」は、北海道や、標高の高い地域。
「積雪の多い地域」は、東北の日本海側、北陸地域など。
同じ東北でも仙台などの太平洋側は積雪が多くなく、-15℃を下回る気温の日はほぼゼロため寒冷地向けエアコンは基本的には不要です。
寒冷地域の家電量販店では、「寒冷地向けエアコン」特集が組まれていることが多いですね。
寒冷地域では寒冷地仕様エアコンが本当に必要?

たとえ住んでいる場所が寒冷地域であっても、エアコンの使用目的によっては寒冷地仕様のエアコンが本当に必要であるかどうかを考える必要があります。
- 冷房としてだけ使う場合
- 冷房と暖房両方使うが、暖房は他の暖房器具と併用する場合
- 冷房、暖房ともエアコンしか使用しない場合
順に説明します。
エアコンは冷房としてだけ使う場合
この場合、寒冷地仕様のエアコンは不要です。
寒冷地仕様のエアコンは一般的なエアコンと比べて暖房を重視しており、暖房能力を確保するようにできていますが、冷房に関しては一般的なエアコンと差がない場合がほとんどです。
価格も寒冷地仕様の方が基本的には高めに設定されるため、この場合には一般的なエアコンを選んで問題ありません。
一部のメーカーでは、一般的なエアコンよりもさらに安い値段で購入可能な冷房専用エアコンも取り扱っています。
北海道のような、『今まで冷房なんか使わなかったけど、最近の猛暑で流石に必要になってきた・・・』ような場合には冷房専用エアコンで十分でしょう。
エアコン暖房時は他の暖房器具と併用する場合
暖房のエアコンへの依存割合にもよりますが、基本的には寒冷地仕様エアコンは不要と考えます。
例えば床暖房との併用で、外出中に暖房をOFFにしていて帰宅後にONすることを考えます。
床暖房は部屋を温めるスピードがとても遅いので立ち上げはエアコンで部屋を温めて、その後の室温維持を床暖房に任せる。
こんな場合、普通のエアコンで十分です。
寒冷地仕様のエアコンが真価を発揮するのは、長時間連続で暖房運転をするなどエアコンが1台で頑張る必要がある時なのです。
床暖房でなくとも、パネルヒーターや石油ストーブ、ガスストーブとの併用の場合も同様です。
ただし、外気温度が-15℃以下になる日が毎年1週間以上続く地域の場合や、他の暖房器具のパワーが明らかに弱くエアコン頼りになってしまう場合には、寒冷地エアコンにした方がいいでしょう。
冷房、暖房ともエアコンのみの場合
この場合、特にリビングには寒冷地仕様エアコンをおススメします。
エアコンを暖房運転すると気温が低いときには室外機に霜が付きます。
霜が付くと室外機が機能しなくなるため霜取り運転する必要があるのですが、通常エアコンだと霜取り運転中5~20分程度は暖房が停止してしまいます。
『暖房中に急にエアコンが止まった!故障では!?』という問い合わせもよくあるぐらいなので、経験されたことのある方もいるのではないでしょうか。
一方で寒冷地仕様のエアコンには、一部の機種で霜取り運転しつつ暖房し続ける特別な技術を用いたエアコンがあるのです。
特に寒い地域では霜取り運転のために暖房が一度停止してしまうと、それがたとえ10分だとしても室温がガクッと下がってしまう恐れがあります。
霜取り運転による室温低下防止のためには、寒冷地仕様のエアコンが必須と言えるでしょう。
おすすめ寒冷地向けエアコン3選

さて、おさらいをしましょう。
- ”エアコンは冷房のみ”の場合には、通常のエアコンか冷房専用エアコン
- ”暖房はエアコンと他の暖房器具との併用”の場合には、通常のエアコン
- ”暖房はエアコンのみ”の場合には、寒冷地向けエアコン
ここからは、北海道、東北、北陸といった寒い&豪雪地域におすすめなエアコンとして、”冷房専用エアコン”を1機種、”寒冷地向けエアコン”を2機種、計3機種ご紹介します。
コロナ冷房専用シリーズ
おススメ冷房専用エアコン。
日本では、大手エアコンメーカーの大多数が冷房専用エアコンを販売しておらずあまり見かけることがありません。
そんな中暖房器具トップメーカーのコロナは、冷房専用エアコンを販売しています。
料金も普通のエアコンより安く設定されているため、「冬の暖房としては他の暖房器具を使う」、「今まで夏も冷房はほとんど使わなくても問題なかったけど、最近の猛暑で流石に必要な日が出てきた」という”ちょい冷房”としてほしい場合にはうってつけ!
気になる通販価格はこちらです。

注意点として、エアコン本体発送のみの場合は取り付け工事は行われません。
通販ショップでも取り付け工事は対応してくれますが、価格は少し割高・・・。
そのため、取り付け工事業者は口コミが充実で納得価格のくらしのマーケットで探すのがおすすめ。
口コミの量が多く、事前にチャットでしっかりと見積もりを取れるため、「事前見積もり価格よりも実際の請求金額が高くなった・・・」という事態を回避することができます。
面倒なトラブルを避けたい人にピッタリ!
是非あなたの地域のプロを探してみてください。
通販ショップで工事も同時に行う場合はこちらです。

くらしのマーケットよりも取り付け工事費は高くなりますが、余計な手間なく工事まで安心してお任せできますよ。
三菱電機VXVシリーズ、HXVシリーズ
おススメ寒冷地向けエアコンその①
三菱電機のおススメ寒冷地向けエアコンは、上位機種であるVXVシリーズとHXVシリーズ。
おススメポイントは霜取り運転中も暖房を継続する『快適ノンストップ暖房』という機能です。
この仕組みは、室外機の霜取り運転を一気に全部行わずに半分ずつ交互に行うことで霜取り運転しつつ暖房運転を継続します。
霜取り運転時の暖房運転停止が発生しないのが大きな魅力!
三菱電機のエアコンは霧ヶ峰で有名ですが、寒冷地モデルは『ズバ暖霧ヶ峰』というネーミングで、よくテレビCMで見かけますね。

パナソニックUXシリーズ
おススメ寒冷地向けエアコン②
パナソニックは霜取り運転中も暖房を継続する『ハイブリッドエネチャージシステム』を持っており、寒冷地上位モデルであるUXシリーズに搭載しています。
室外機で従来利用しきれていなかった廃熱を蓄熱材にチャージしておき、霜取り運転時に再利用するという仕組み。
蓄熱材に蓄えられた熱を利用することで、霜取り運転しつつ暖房運転も継続できます。
三菱の『ズバ暖』に対抗して、パナソニックの寒冷地モデルは『フル暖』です。

楽天での比較だと、値段は三菱よりも10~20%程度高め設定です。
寒冷地向けエアコンはどこで買うのがオトク?

ここまで寒冷地向けおススメエアコンを紹介しましたが、エアコンはどこで買うかも重要な問題です。
それは取り付けや取り外しの工事が必要だからですね。
「家電量販店と通販どちらがいいんだろう・・・?」という方に、それぞれのメリットデメリットを簡単にお伝えします。
家電量販店派
- エアコンは大きな買い物だから、実物を見てから決めたい。
- 店員に相談して決めたい。
- 取り付けや取り外し対応まで、確実にしてくれる家電量販店がいい。
ネット通販が勢力を伸ばしているというものの、特にエアコンのような家電に関してはまだまだ家電量販店での購入を検討する人が多いです。
家電量販店には信頼と実績がありますしね!
ネット通販派
- エアコンはどれも同じに見えるし、実物はそこまで気にならない。
- 家電量販店よりも通販の方が安く買える。
- わざわざ出かけなくても家でポチポチするだけで買える。
実はエアコンもネット通販で買える時代です。
しかも取り付けや取り外し対応のサイトも数多く、安くお得に買いたい人に人気です。
結局どっち?
安く買える通販が圧倒的におススメ!
三菱電機の中でも最安シリーズとなるGVシリーズは通販で買うと6畳用で本体価格4~6万円程度ですが、家電量販店では7~10万円程度かかります。
2023年11月時点での三菱電機GVシリーズ6畳用のネット通販と家電量販店での価格比較(本体価格のみ)はこちら!

なんと通販の方が3割も安く手に入ることが分かりました。

通販は不安という方もいらっしゃるかと思いますが、大手通販サイトの楽天市場とYahoo!ショッピングにはきちんと出店基準があるので安心です。
家電量販店と通販のさらなる比較はこちら。
エアコン本体だけを通販で購入して取り付け工事はくらしのマーケットでお願いするのが最もおすすめです。
「事前の見積もりよりも高くなってしまった・・・」という事態が起こりやすいエアコン工事ですが、取り付け業者と直接やり取りできるため事前の見積もりも可能で、トラブルが起こりいくいのが最大のおすすめ理由です!
口コミが充実しており信頼できる業者を安心して選ぶことができますし、購入店で取り付け依頼するよりも工事費を抑えることが可能ですよ。
エアコンの取り付け作業は高度な技術が必要になりますので、自分で評判の良い工事業者を直接選べるのは安心につながりますね!
詳細はこちらをどうぞ。
最後に
寒冷地域でお住まいの方は、寒冷地エアコンにした方がいいのかどうかで悩んだことはあるのではないでしょうか。
実は寒冷地域ほど温水のパネルヒーターや灯油ファンヒーターが当たり前だったりして、エアコン暖房にはなじみがないんですよね。
最近のエアコンは技術も進化していて充分暖房としても使えるので、検討してみてはいかがでしょうか。
本サイトでは、エアコンに関するお得情報を発信しています。
疑問や不明点などございましたら、遠慮なく”お問い合わせ”からご連絡ください。全て返信させていただいております!
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