こんにちは
電機メーカーでの商品開発経験10年の知識を活かして、エアコンのお得情報を発信しています。
今回のテーマはこちら!
寒冷地仕様のエアコンは必要?北海道・東北・北陸でのおすすめ機種3選!
お忙しい方のために先に結論をお伝えします!
寒冷地向けエアコンと普通のエアコンの違いについてはこちらの記事をどうぞ!
エアコンを最安で買うなら、通販で購入して取り付け工事はくらしのマーケットで依頼!
そもそも寒冷地ってどこ?
寒冷地向けエアコンの対象となる寒冷地は一体どこなのかを説明します。
順に説明します。
気温が-15℃を下回る地域
一般的なエアコンの対応最低温度は-15℃まで。
-15℃を下回ると暖房運転が完全にできなくなるというわけではありませんが、メーカーの運転保証範囲外になりますし、暖房の効きも悪いと感じるようになります。
一方寒冷地仕様の対応最低温度は-25℃。
暖房の効きも普通のエアコンと比べて改善されています。
積雪の多い地域
たとえ気温が-15℃より高くても、積雪が多い地域であれば寒冷地仕様が活躍します!
積雪の多い地域ではエアコンの室外機内部まで雪が侵入することが。
この雪が室外機内部で堆積すると故障につながる可能性が高まるため、寒冷地仕様のエアコンの室外機にはヒーターが取り付けられているのです。
これがあることで室外機内部に雪や氷が堆積しにくくなり、故障を未然に防げます。
具体的な地域は?
「気温が-15℃を下回る地域」は、北海道や、標高の高い地域。
「積雪の多い地域」は、東北の日本海側、北陸地域など。
同じ東北でも仙台などの太平洋側は積雪が多くなく、-15℃を下回る気温の日はほぼゼロため寒冷地向けエアコンは基本的には不要です。
寒冷地域の家電量販店では、「寒冷地向けエアコン」特集が組まれていることが多いですね。
寒冷地向けエアコンの特徴
ここからは寒冷地向けエアコンと普通のエアコンや石油ストーブとの比較をします。
寒冷地エアコンvs普通のエアコン
まずは普通のエアコンと比較してみます。
寒冷地エアコンのメリット
- 室外機に凍結防止ヒーター搭載
- -25℃の低外気まで暖房運転可能
- 低温暖房能力が高い
- 室外機の霜取り運転中も暖房運転可能(一部機種のみ)
通常エアコンと比べて、凍えるような寒い日でも安定的な暖房を実現できるのが特徴ですね。
寒冷地エアコンのデメリット
- 価格は高め
- 選べる機種数が少ない
価格が高くなりがちなのは悩みどころです。
各内容の詳細はこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
寒冷地エアコンvs石油ストーブ
続いては石油ストーブとの比較。
寒冷地エアコンのメリットはこちら
寒冷地エアコンのメリット
- ランニングコストが安い
- 直接触れないので安全
- 石油の補充の手間がかからない
日常使いする分には、石油ストーブよりも安心安全でお得に使えます。
寒冷地エアコンのデメリット
- 導入コストが高い
- スイッチONから温風が出るまで時間がかかる
- 室内機の位置が高いため足元が暖めづらい
導入コストが高い点と、暖房の不安定さがデメリットですね。
各内容の詳細はこちらの記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
寒冷地域では寒冷地仕様エアコンが本当に必要?
たとえ住んでいる場所が寒冷地域であっても、エアコンの使用目的によっては寒冷地仕様のエアコンが本当に必要であるかどうかを考える必要があります。
順に説明します。
エアコンは冷房としてだけ使う場合
この場合、寒冷地仕様のエアコンは不要です。
寒冷地仕様のエアコンは一般的なエアコンと比べて暖房を重視しており、暖房能力を確保するようにできていますが、冷房に関しては一般的なエアコンと差がない場合がほとんどです。
価格も寒冷地仕様の方が基本的には高めに設定されるため、この場合には一般的なエアコンを選んで問題ありません。
一部のメーカーでは、一般的なエアコンよりもさらに安い値段で購入可能な冷房専用エアコンも取り扱っています。
北海道のような、『今まで冷房なんか使わなかったけど、最近の猛暑で流石に必要になってきた・・・』ような場合には冷房専用エアコンで十分でしょう。
エアコン暖房時は他の暖房器具と併用する場合
暖房のエアコンへの依存割合にもよりますが、基本的には寒冷地仕様エアコンは不要と考えます。
例えば床暖房との併用で、外出中に暖房をOFFにしていて帰宅後にONすることを考えます。
床暖房は部屋を温めるスピードがとても遅いので立ち上げはエアコンで部屋を温めて、その後の室温維持を床暖房に任せる。
こんな場合、普通のエアコンで十分です。
寒冷地仕様のエアコンが真価を発揮するのは、長時間連続で暖房運転をするなどエアコンが1台で頑張る必要がある時なのです。
床暖房でなくとも、パネルヒーターや石油ストーブ、ガスストーブとの併用の場合も同様です。
ただし、外気温度が-15℃以下になる日が毎年1週間以上続く地域の場合や、他の暖房器具のパワーが明らかに弱くエアコン頼りになってしまう場合には、寒冷地エアコンにした方がいいでしょう。
冷房、暖房ともエアコンのみの場合
この場合、特にリビングには寒冷地仕様エアコンをおススメします。
エアコンを暖房運転すると気温が低いときには室外機に霜が付きます。
霜が付くと室外機が機能しなくなるため霜取り運転する必要があるのですが、通常エアコンだと霜取り運転中5~20分程度は暖房が停止してしまいます。
『暖房中に急にエアコンが止まった!故障では!?』という問い合わせもよくあるぐらいなので、経験されたことのある方もいるのではないでしょうか。
一方で寒冷地仕様のエアコンには、一部の機種で霜取り運転しつつ暖房し続ける特別な技術を用いたエアコンがあるのです。
特に寒い地域では霜取り運転のために暖房が一度停止してしまうと、それがたとえ10分だとしても室温がガクッと下がってしまう恐れがあります。
霜取り運転による室温低下防止のためには、寒冷地仕様のエアコンが必須と言えるでしょう。
おすすめ寒冷地向けエアコン3選
さて、おさらいをしましょう。
ここからは、北海道、東北、北陸といった寒い&豪雪地域におすすめなエアコンとして、”冷房専用エアコン”を1機種、”寒冷地向けエアコン”を2機種、計3機種ご紹介します。
コロナ冷房専用シリーズ
おススメ冷房専用エアコン。
日本では、大手エアコンメーカーの大多数が冷房専用エアコンを販売しておらずあまり見かけることがありません。
そんな中暖房器具トップメーカーのコロナは、冷房専用エアコンを販売しています。
料金も普通のエアコンより安く設定されているため、「冬の暖房としては他の暖房器具を使う」、「今まで夏も冷房はほとんど使わなくても問題なかったけど、最近の猛暑で流石に必要な日が出てきた」という”ちょい冷房”としてほしい場合にはうってつけ!
気になる通販価格はこちらです。
注意点として、エアコン本体発送のみの場合は取り付け工事は行われません。
通販ショップでも取り付け工事は対応してくれますが、実は価格が少し割高なことも・・・。
そんな場合には くらしのマーケット で取り付け業者を探すのがおすすめです。
エアコン取り付けでよくある「事前見積もり価格よりも実際の請求金額が高くなった」といったトラブルを回避できますし、何より事前にどんな業者が来るのかが分かるのがいいですよね。
私もくらしのマーケットにエアコン取り付けを依頼したことがありますが、安くて丁寧で大満足でしたよ!
次にエアコンを購入する際にも絶対利用しようと思います♪
口コミで評価の高い業者はすぐ予約が埋まるため早めに動くのがおススメ!
各社エアコン取り付け価格の比較はこちらの記事をご覧ください。
三菱電機VXVシリーズ、HXVシリーズ
おススメ寒冷地向けエアコンその①
三菱電機のおススメ寒冷地向けエアコンは、上位機種であるVXVシリーズとHXVシリーズ。
おススメポイントは霜取り運転中も暖房を継続する『快適ノンストップ暖房』という機能です。
この仕組みは、室外機の霜取り運転を一気に全部行わずに半分ずつ交互に行うことで霜取り運転しつつ暖房運転を継続します。
霜取り運転時の暖房運転停止が発生しないのが大きな魅力!
三菱電機のエアコンは霧ヶ峰で有名ですが、寒冷地モデルは『ズバ暖霧ヶ峰』というネーミングで、よくテレビCMで見かけますね。
パナソニックUXシリーズ
おススメ寒冷地向けエアコン②
パナソニックは霜取り運転中も暖房を継続する『ハイブリッドエネチャージシステム』を持っており、寒冷地上位モデルであるUXシリーズに搭載しています。
室外機で従来利用しきれていなかった廃熱を蓄熱材にチャージしておき、霜取り運転時に再利用するという仕組み。
蓄熱材に蓄えられた熱を利用することで、霜取り運転しつつ暖房運転も継続できます。
三菱の『ズバ暖』に対抗して、パナソニックの寒冷地モデルは『フル暖』です。
楽天での比較だと、値段は三菱よりも10~20%程度高め設定です。
寒冷地向けエアコンはどこで買うのがオトク?
ここまで寒冷地向けおススメエアコンを紹介しましたが、エアコンはどこで買うかも重要な問題です。
それは取り付けや取り外しの工事が必要だからですね。
「家電量販店と通販どちらがいいんだろう・・・?」という方に、それぞれのメリットデメリットを簡単にお伝えします。
家電量販店派
ネット通販が勢力を伸ばしているというものの、特にエアコンのような家電に関してはまだまだ家電量販店での購入を検討する人が多いです。
家電量販店には信頼と実績がありますしね!
ネット通販派
実はエアコンもネット通販で買える時代です。
しかも取り付けや取り外し対応のサイトも数多く、安くお得に買いたい人に人気です。
結局どっち?
安く買うためには圧倒的に通販がおススメです!
例えば・・・
三菱電機の中でも最安シリーズとなるGVシリーズは通販では6畳用が本体価格4~5万円程度。
一方、家電量販店での三菱最安エアコンはGEシリーズで、8~11万円程度です。
2024年5月時点での三菱電機GVシリーズ(GEシリーズ)6畳用のネット通販と家電量販店での価格比較(本体価格のみ)はこちら!
ネット通販 | 家電量販店 | ||||||
Amazon | 楽天市場 | Y!ショップ | 価格.com | Joshin | ケーズ | エディオン | ヤマダ |
48600 | 49800 | 49800 | 43990 | 104280 | 98780 | 114400 | 105643 |
なんと通販の方が4~6割も安く手に入ることが分かりました。
通販は不安という方もいらっしゃるかと思いますが、大手通販サイトの楽天市場とYahoo!ショッピングにはきちんと出店基準があるので安心です。
家電量販店と通販のさらなる比較はこちら。
さらにエアコンは買うだけでなく取り付け費用もかかります。
通販ショップは取り付け費用が少し割高な傾向にあるのがネック。
そんな場合には くらしのマーケット で取り付け業者を探すのがおすすめです。
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私もくらしのマーケットでエアコン取り付けを依頼したことがありますが、安くて丁寧で大満足でしたよ。
今後エアコン取り付けする際にはリピートしたいと思います♪
各社エアコン工事の価格比較はこちらの記事をご覧ください。
最後に
寒冷地域でお住まいの方は、寒冷地エアコンにした方がいいのかどうかで悩んだことはあるのではないでしょうか。
実は寒冷地域ほど温水のパネルヒーターや灯油ファンヒーターが当たり前だったりして、エアコン暖房にはなじみがないんですよね。
最近のエアコンは技術も進化していて充分暖房としても使えるので、検討してみてはいかがでしょうか。
本サイトでは、エアコンに関するお得情報を発信しています。
疑問や不明点などございましたら、遠慮なく”お問い合わせ”からご連絡ください。全て返信させていただいております!
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