こんにちは。けんたかです。
電機メーカーでの商品開発9年の経験を活かして様々な視点から家電紹介をしています。
今回のテーマは・・・
リビングにおすすめ!省エネエアコンを徹底比較!
- 今使っている古いエアコン。買い替えたらどのくらい節電できる?
- エアコンの省エネ性能ってどこを見れば分かるの?
- 省エネエアコンのおすすめを教えて!
お忙しい方のために先に結論をお伝えします!
- エアコン業界全体の省エネ性能は10年で28%上昇!
- エアコンの省エネ性能を示す指標はAPF
- 大手メーカーで省エネ性に関しては三菱電機が一歩リード!
- 省エネエアコンは多機能で値段も高め。
古いエアコンを買い替えたら電気代は下がる?

エコ、省エネ、SDGsと言われる世の中。
エアコンは家電製品の中でも特に消費電力の高く、省エネ効果が期待できる家電の一つです。
少し古いデータにはなりますが経済産業省のワーキンググループによれば、エアコンの省エネ性能の平均値は2006年から2016年の10年で28%改善したとのこと。
単純に考えれば今エアコンを買い替えると電気代が28%OFFと言えます。
そして2022年には、2027年目標の新たな省エネ基準が告示されました。
現在の省エネ基準から最大34%の改善ということで、2027年にはエアコンの省エネ性がさらに高まっているでしょう。
消費者目線からすると、実は喜ばしいことではない可能性があります。
現在販売されている安型エアコンの大半は、この2027年目標の省エネ基準をクリアできていません。
省エネ性の高いエアコンしか販売できなくなるということは、エアコンの値段自体が上がってしまう可能性も高いのです。
となれば、エアコンの買い替え時期が近い方は今のうちに買っておいた方がいいかもしれませんね。
エアコンの省エネ性を示すAPFとは
省エネ性と一言でいっても、その基準をご存知でしょうか。
エアコンの場合は、通年エネルギー消費効率(略してAPF)です。

この製品は目標年度2027年度の省エネ基準達成率118%で既にクリアしていることになります。
APFの数字が高ければ高いほど省エネエアコンを意味しますが、簡単にその意味を説明します。
APF=エアコンの年間冷房暖房能力÷エアコンの年間消費電力
冷房暖房能力は、簡単に言うと冷やす力と暖める力のこと。冷やす力が大きいほど夏の部屋は涼しくなりますし、暖める力が大きいほど冬の部屋は暖かくなります。
この年間冷房暖房能力を年間消費電力で割っているので、車の燃費みたいなものです。
2023年現在、APFは7以上あればかなり高い、6以上でそこそこ高い、5以上は欲しいところといったイメージです。
省エネエアコンを徹底比較!おすすめ機種4選
ここからは大手4メーカーの最高省エネモデルの省エネ性を徹底比較していきます!
ダイキンR(RX)シリーズ
ダイキンの省エネモデルはR(RX)シリーズ
6~29畳モデルのうち、14畳モデルがAPF7.1でダイキン製品の中で最大です。

三菱FZシリーズ
三菱の省エネモデルはFZシリーズ
APFは14畳モデルが最も高く7.8です。
2023年現在日本メーカーの中でダントツのトップを爆走中!

パナソニックLXシリーズ
パナソニックの省エネモデルはLXシリーズ。
APFは10畳モデルと14畳モデルが最も高く7.1です。

日立X(XJ)シリーズ
日立の省エネモデルはX(XJ)シリーズ
6畳モデルと8畳モデルのAPFが最も高く7.4です。
日立エアコンは比較的値段が安いためおススメですよ!

比較まとめ
2023年度の省エネ性の高さは、三菱>日立>ダイキン=パナソニックという結果になりました。
ただしその差は10%未満。
年間消費電力差は約100kWh、電気代換算では年間3000円程度であり、そこまでシビアに考えるところではないのかな、と個人的には考えます。
省エネエアコンほど機能も充実!お好みの機能で選ぼう!
エアコンの省エネ性と機能性は比例しています。
省エネ性能の高いエアコンほど機能も充実。
ダイキンは加湿除湿換気機能、三菱電機はセンシング機能、パナソニックは空気清浄機能、日立はエアコン清潔機能に力をいれています。もちろんその他、こんあ機能もあるの!?というものまで!
こちらの記事では各メーカーのエアコン一押し機能もまとめましたので、是非ご覧ください!
エアコンはどこで買うのがオトク?
ここまで各エアコンメーカの省エネ性を比較しました。
「よし、これに決めた!」となった場合でも、エアコンについてはどこで買うかも重要な問題です。
それは取り付けや取り外しの工事が必要なため。
「家電量販店と通販どちらがいいんだろう・・・?」といった疑問にもお答えします。
家電量販店派
- エアコンは大きな買い物だから、実物を見てから決めたい。
- 店員に相談して決めたい。
- 取り付けや取り外し対応まで、確実にしてくれる家電量販店がいい。
ネット通販が勢力を伸ばしているというものの、特にエアコンのような家電に関してはまだまだ家電量販店での購入を検討する人が多いです。
家電量販店には信頼と実績がありますしね!
ネット通販派
- エアコンはどれも同じに見えるし、実物はそこまで気にならない。
- 家電量販店よりも通販の方が安く買える。
- わざわざ出かけなくても家でポチポチするだけで買える。
実はエアコンもネット通販で買える時代です。
しかも取り付けや取り外し対応のサイトも数多く、安くお得に買いたい人に人気です。
結局どっち?
このサイトに辿り着きエアコンについて自分で調べる元気のある方は、通販をおススメします!
わざわざ店員さんに相談して決めなくても、自分で情報を集められているのですから。
同じものでも安く買える通販の方が絶対にオトク!
こちらでより詳しく家電量販店と通販の比較をしていますので、是非ご覧ください。
さいごに
エアコンの省エネ性はカタログに書いているAPF(通年エネルギー消費効率)で見ることができます。
是非カタログを手に取ってorネットでメーカー名+エアコン+カタログで検索してみてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!
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